公立高校入試対策 国語の必修事項・これだけ

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公立高校入試対策 国語の必修事項・これだけ
公立高校入試の国語では、文法・語彙・古典の知識が得点の鍵を握ります。この記事では、入試当日までに必ず確認しておくべき暗記事項を重要度順に完全網羅しています。繰り返し確認して、確実に点数に結びつけましょう。

1. 品詞の分類

★★★ 品詞の体系(10品詞)

【自立語】活用あり

動詞: 言い切りが「う段」
形容詞: 言い切りが「い」
形容動詞: 言い切りが「だ」

【自立語】活用なし

名詞: 物事の名前
副詞: 用言を修飾
連体詞: 体言(名詞)のみを修飾
接続詞: 文をつなぐ
感動詞: 感動・呼びかけ

【付属語】

助動詞(活用あり): 意味を添える
助詞(活用なし): 語と語の関係を示す・意味を添える

★★★ 品詞の見分け方

品詞 特徴・見分け方
動詞 言い切りが「う段」。「ない」をつけると前が「あ段」 書く・読む・見る
形容詞 言い切りが「〜い」。「く」をつけて副詞になる 美しい・高い・ない
形容動詞 言い切りが「〜だ」。「に」をつけて副詞になる 静かだ・きれいだ
名詞 「は・が・を」などの助詞がつく。単独で主語になれる 山・花・学校
副詞 用言を修飾。呼応の副詞に注意(決して〜ない) ゆっくり・とても
連体詞 体言(名詞)だけを修飾 この・大きな・あらゆる
接続詞 文と文・語と語をつなぐ しかし・だから・また
感動詞 独立して使う ああ・はい・いいえ

2. 用言の活用

★★★ 動詞の活用の種類

五段活用

語幹 + 活用語尾(あ・い・う・え・お段に変化)
例: 書く
未然形: 書か(ない)
連用形: 書き(ます)
終止形: 書く
連体形: 書く(とき)
仮定形: 書け(ば)
命令形: 書け

上一段活用

語幹 + 活用語尾(「い」の段のみ)
例: 見る・起きる・借りる
未然形: 見(ない) 連用形: 見(ます)
終止形: 見る 連体形: 見る(とき)
仮定形: 見れ(ば) 命令形: 見ろ/見よ

下一段活用

語幹 + 活用語尾(「え」の段のみ)
例: 食べる・受ける・寝る
未然形: 食べ(ない) 連用形: 食べ(ます)
終止形: 食べる 連体形: 食べる(とき)
仮定形: 食べれ(ば) 命令形: 食べろ/食べよ

カ行変格活用(カ変)

「来る」のみ
未然形: 来(ない)/こ(よう)
連用形: 来(ます) 終止形: 来る
連体形: 来る(とき) 仮定形: 来れ(ば) 命令形: 来い

サ行変格活用(サ変)

「する」と「〜する」
未然形: し(ない)/せ(よう)
連用形: し(ます) 終止形: する
連体形: する(とき) 仮定形: すれ(ば) 命令形: しろ/せよ

★★★ 形容詞・形容動詞の活用

【形容詞】語幹 + 活用語尾(〜く・〜い・〜けれ)
例: 美しい
未然形: 美しく/美しかろ 連用形: 美しく/美しかっ
終止形: 美しい 連体形: 美しい(人)
仮定形: 美しけれ(ば) 命令形: なし

【形容動詞】語幹 + 活用語尾(だ・で・に・な・なら)
例: 静かだ
終止形: 静かだ 連体形: 静かな(場所)
連用形: 静かに/静かで 仮定形: 静かなら(ば)

3. 助動詞

★★★ 主な助動詞と意味

助動詞 接続 意味・用法 例文
れる・られる 未然形 ①受身 ②可能 ③自発 ④尊敬 先生に叱られる/泳げる
せる・させる 未然形 使役 弟に掃除をさせる
ない 未然形 打消 行かない
連用形 ①過去 ②完了 ③存続 昨日行った/もう食べた
ます 連用形 丁寧 行きます
そうだ(様態) 連用形 〜のようだ(見た目から) 雨が降りそうだ
そうだ(伝聞) 終止形 〜ということだ(聞いた話) 雨が降るそうだ
らしい 終止形 推定 雨が降るらしい
ようだ 連体形 比況・推定 雨が降るようだ
う・よう 未然形 ①意志 ②推量 ③勧誘 明日行こう

4. 助詞

★★★ 格助詞

が(主格) を(対格) に(場所・時・相手)
へ(方向) と(共同・引用) で(手段・場所)
から(起点) より(比較) の(連体修飾)

★★ 接続助詞・副助詞・終助詞

種類 主な助詞 意味・用法
接続助詞 が・て・ば・から・ので・けれど・のに・ながら 文や節をつなぐ
副助詞 は・も・さえ・まで・ばかり・だけ・くらい・など 意味を加える
終助詞 か・な・ね・よ・ぞ・ぜ 文末に来る

5. 文の組み立て

★★★ 文節の関係

成分 役割
主語 「何が」「誰が」 犬が(走る)
述語 「どうする」「どんなだ」「何だ」 (犬が)走る
修飾語 くわしく説明する 白い犬が 速く走る
接続語 前後の文節をつなぐ しかし・だから
独立語 他の文節と無関係に独立 ああ・おい

6. 敬語

★★★ 敬語の種類と重要動詞

普通の言い方 尊敬語(相手の動作) 謙譲語(自分の動作)
言う おっしゃる・言われる 申す・申し上げる
見る ご覧になる・見られる 拝見する
来る いらっしゃる・おいでになる 参る・伺う
行く いらっしゃる・おいでになる 参る・伺う
する なさる・される いたす
食べる 召し上がる いただく
いる いらっしゃる おる
もらう くださる いただく
知る ご存じだ 存じる・存じ上げる
会う お目にかかる
⚠ 二重敬語(間違い)に注意!
× お召し上がりになる → ○ 召し上がる
× 伺わせていただく → ○ 伺う

7. 語彙・表現

★★★ 慣用句(よく出るもの)

慣用句 意味
足を洗う 悪い関係から離れる
息を呑む 驚く
顔が広い 知り合いが多い
気が置けない 遠慮がいらない
口が堅い 秘密を守る
首を長くする 待ち望む
耳が痛い 聞きづらい・痛いところをつかれる
目を見張る 非常に驚く
手を焼く 扱いに困る
腹を割る 本心を打ち明ける

★★ ことわざ(よく出るもの)

ことわざ 意味
石の上にも三年 忍耐すれば成功する
急がば回れ 近道より確実な方法をとれ
猫に小判 価値のわからない者に与えても無駄
二兎を追う者は一兎をも得ず 欲張ると失敗する
灯台下暗し 身近なことに気づかない
馬の耳に念仏 何を言っても聞く耳を持たない
焼け石に水 少しの助けでは効果がない

★★ 四字熟語(よく出るもの)

四字熟語 意味
一期一会 一生に一度の出会い
温故知新 古きを学び新しきを知る
自画自賛 自分で自分をほめる
朝令暮改 方針がよく変わる
本末転倒 大事なことと些細なことを取り違える
油断大敵 油断は禁物
臨機応変 状況に応じて対応する
百発百中 必ず的中する

8. 古典文法(基礎)

★★ 歴史的仮名遣い→現代仮名遣い

ゐ・ゑ → い・え
を(助詞以外) → お
ほ・へ(助詞以外) → お・え

例:
ゐる → いる
をとこ → おとこ
けふ → きょう

★★ 係り結びの法則

係助詞「ぞ・なむ・や・か」→ 連体形で結ぶ
係助詞「こそ」→ 已然形で結ぶ

★★ 主な古文助動詞

助動詞 主な意味
き・けり 過去
つ・ぬ 完了
む・べし 推量・意志
り・たり 完了・存続
打消

9. 漢字・表記の決まり

★★★ 音読み・訓読み

音読み: 中国語由来の読み方(山=サン、学=ガク)
訓読み: 日本語の読み方(山=やま、学=まなぶ)

★★★ 原稿用紙の使い方

・題名は2〜3マス空けて書き始める
・名前は下を1〜2マス空ける
・段落の初めは1マス空ける
・句読点は1マス使う(行頭には来ない)
・「」『』は1マス使う
・数字は縦書きなら漢数字、横書きなら算用数字

重要度別まとめ

★★★ 絶対暗記
  • 10品詞の分類と見分け方
  • 動詞の活用5種類
  • 助動詞「れる・られる」の意味
  • 文の成分(主語・述語・修飾語)
  • 尊敬語・謙譲語・丁寧語の区別
  • 同音異義語・慣用句・四字熟語
  • 歴史的仮名遣い
★★ 必ず覚える
  • 形容詞・形容動詞の活用
  • 助詞の種類と働き
  • その他の助動詞の意味
  • 和語・漢語・外来語の区別
  • ことわざ・類義語・対義語
  • 係り結びの法則
★ できれば覚える
  • 古文助動詞の詳細
  • 文節の相互関係の細分類
  • 部首の名称
  • 熟語の構成

📝 学習のコツ
①品詞は「言い切りの形」と「活用の有無」で判断する
②敬語は「誰の動作か」で尊敬語か謙譲語かを判断する
③間違えた問題で使った公式・知識を重点的に復習する
④語彙は日常的に意識して増やしていくことが大切です
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